ドバイからのルートは、中国のタクラマカン砂漠を越えて北京上空を通るものだった。


  

これは、８月下旬、サウジアラビアからの帰り、同じルートでＫ２山の直近を通った。
高度１万メートルでも、間近に見える、標高約8600m。

  

北京を通るルートでは、万里の長城が見えるかもしれないと、カメラを構えて、
何回も非常口の窓まで行った。何回目かの観察で、目をこらして見えた。
峰峰の尾根上を通る線になっていた。

イェメンは勇猛な男が尊敬される、その象徴のひとつがジャンビア帯刀。
仕事で背広の人も時にこういう姿で現れる。

初めて訪問、日本イエメン友好協会のサナ事務所。
この建物は以前は韓国大使館だったとのこと。

日本イェメン友好協会の一角では子供から大人まで、日本語を勉強していた。飛入りで、日本語でみんなと会話を交わした。

4年以上前から建設していた大統領モスクがほぼ完成した。
この外貨が厳しい国で、輸入されたステンドグラスや材料が使われていた。

朝、好天だった。しめた、とカメラを持って Taj Hotelの５階会議室から旧市街を眺めた。

この年は、Yemenで年越しだった。イスラムの国でも12/25頃は、ホテル・ロビーにX'mas treeが飾られた。
黒いマントのアバヤを着た女性と対照的だった。

仕事の合間に史跡散歩で Sanaa市郊外の小さな谷間の村に入った。
村に入る前、峠から村を見下ろすと、ロックパレスが中央に小さく見えた。

大きなひとつ岩の上に、石造りの建築が現れた。

外国人だけ入場料を払って、門の中に入った。側面からとはイメージが変わって幅広い建築物。入口はひとつだけ。この右手の岩も内部はくり抜いて部屋になっていた。500年以上前によく作ったものだと思う。

Yemenの代表的なレストランで昼食。
左はナン、料理の肉は羊が主体でスープ入りなどある。

予定の仕事が終って、会食まで1時間半の自由時間、果物を買おうと街に出た

太陽がいっぱいの国、果物は豊富でおいしい。
マンゴー、りんご、ザクロ、デーツ、ぶどう、バナナなど。

マンゴーがうまかった。この小さいものが50リアル、
大粒でも100リアル（60円）

子供がサボテンの実を売っていた。
厚い皮を剥くと黄色の果肉が現れる。冷やしたほうがうまいので、このペットボトルの水をかけている。ナイフで切った果肉にも、この水が付着する・・・大丈夫か・・・A型肝炎の予防注射してあるからいいやと、食べてみた。みかけによらず、ジューシーでおいしい。
帰ってからも大丈夫でした。

路地裏で遊んでいた子供達、ひとなつっこくて、カメラを嫌わなかった。
（残念ながら、この後ろのほうに居た高学年の女の子は、カメラはＮｏだった。）

街のレストランの店先で、シャウルマ（羊肉をクルクル回しながら焼いている）を売っていた。
ここに入って食べた肉はこうばしくてうまかった。Yemenで初めて、「うまい」と思った。

店に入って、シャウルマをおかずにして、ナンを食べた。

2007年2月 モカ・コーヒー専門店 
  サナ市内のコーヒー豆売りの専門店；
「モカ・コーヒーの本場での味はいかに？」 と深煎りの豆 500g買ってみた。 
味？ まずまずだったが、日本の三浦屋のゴールデンキャメルの方がおいしい。


 

旧市街にて、Yemenの男達；
真中と左側の男は日本人。他はYemen人：
右の男が腹前に挿しているのは、Yemen固有の刀でジャンビアと言われる。勇猛な男が尊敬される。昔からこのスタイルで、先祖代々伝わる工芸品的なジャンビアは柄が素晴らしいという。

ここでは、午後にカート（嗜好品の葉）を口に含んで噛んで話をするのが楽しみ。頬をピンポン球のように膨らませた男達が街にいっぱい居る。この男にビニール袋から少し分けてもらったが、苦い味で少量では効果はわからない。

3月は雨季。  雨上がりの夕刻、ホテル５階から
旧市街の建物が夕日に美しく映えていた。

イェメンは岩山の多い国、その上に石造りの住居を造っていた。
オスマントルコなど外敵に攻められたとき、守りやすいように岩山の上に構えたらしい。